雪の舞う京都
                                                            2001年1月
新幹線 満喫

仕事で出張があるわけでなく、
遠くに田舎があるわけでもないので、
新幹線は、あまり乗る機会がない。
京都への交通手段は今回、新幹線だ。
新幹線に乗るだけでなんだかワクワクします。
2時間半、電車に揺られうとうとした所で京都に到着。
途中、窓からは雪がもりもり降っている場所もあった。
新幹線を降りてみると、やっぱり寒い。
京都は、予想以上の寒さだ。
甘く見ていたので、薄手の上着しか着ていない。
あまりの寒さに旅行気分の出鼻を挫かれ、
やむなく、京都について初めにしたことは、
駅の地下街でコートを購入することとなった。


世界遺産 東寺

今回の京都の訪問は、往復の新幹線とホテル以外は、
全くなんの計画も立てていない。
決まっているのは、2泊3日であること。
なんとなく、旅行といえば京都な気がして出かけてきた。
京都駅で観光案内をながめ、歩いて行けそうな東寺に行って見る事にした。

東寺は、広い。ガイドブックでは、30分ほどで観て回れると
かいてあったが、軽く2時間ほど拝観していた。
東寺の象徴である五重塔はもちろん。
薬師三尊と十二神将の金堂、
大日如来を中心として21体の仏像が並ぶ講堂の立体曼荼羅
そして、宝物館と見所満載だ。
今回、五重塔の中の仏様を奉ってある壇の下まで
偶然拝観することができたので、得した気分であった。

清水寺 豆腐料理

東寺からバスに乗り、今度は清水寺を訪れる。
記憶には全くのこっていないが、修学旅行で訪れているはずだ。
そういえば、清水寺の近くで湯飲みの絵付けを修学旅行でやった記憶がある。
清水寺の参道を登っていると、それらしい清水焼の店が幾つかあるが、
どの店だったか全く分からない。
参道の土産物屋さんは、やっぱり、
キーホルダーや木刀など明らかに学生向けの品揃えのようだ。
清水寺についたのは、夕方近く期待以上に
清水の舞台を満喫することはできなかった。

清水寺の帰り道。
参道近くの豆腐料理の店にて夕食を取る。
京都らしい食事をと考え、
店に入るが、湯葉などやっぱりあんまりおいしい物じゃないな。
それよりも、あまりに体が冷えていたので、
普段、全くおいしいとも思えないので飲まないが、
日本酒がなんだかすごくおいしく感じた。

朝の7:30の新幹線だったので、疲れた。
ホテルに向かい、一日目を終える。




金閣寺

京都2日目。
せっかくの旅行を満喫する為に朝、早起きして金閣寺に向かう。
京都の見所は、寺社仏閣だから割に朝も早く開いている。
朝方、今日も冷えるなと思っていたら、雪が舞っている。
風情があってよいが、
本当にこんなに寒いとは考えていなかったので、とにかく寒い。
金閣寺は、観光パンフレットの写真に見えるとおりに見えて、
ある意味感動する。
拝観券がお札になっているのも、かなりのアイデアだと思う。
そういえば、中学生の修学旅行から帰宅した後、意味も分からずに
自宅の壁にこのお札をポスターのように貼り付けていた記憶がある。
 金閣寺のお茶室にて、抹茶を戴く。
甘納豆?と抹茶。雰囲気を楽しむ物か?味は冴えない。



二条城 入場券

二条城
金閣寺から、二条城へ移動。
今回、寺ばかり巡る中でお城なので、毛色が違う。
だけど、実際見てみると城=皇居や姫路城のような
イメージがあるので、なんだか物足りなさは否めない。
拝観中に音声にて見所ごとに説明がついていて、
それなりに楽しんでは観られる。
庭園の植物は、雪の混じるこの寒さでは当然に時期はずれであった。
また、うぐいす張りの廊下はなんだか非常に記憶に残った。


嵐山 人力車

今度は何処に行こうか?
なにぶん計画のないたびなので、思いつくままに移動。
ポスターなどでよく観る『渡月橋』を観たくなり、
嵐山に行くことにする。
電車に揺られ、JR嵯峨嵐山駅に到着。
朝から降っていた雪は非常に強くなり、
寒さで、もう駄目だ状態。
駅を降りると、数台の人力車が待機している。
ここは、料金は気になるが、折角なので乗るしかないと乗車。
  『渡月橋』→『竹のトンネル』→『野宮神社』
   →『宝筐院』→『落柿舎』
とまわってもらう。所要時間1時間。
車屋のお兄さんの話しも面白く、乗ってよかったと思った。
特に宝筐院は、こけ寺と呼ばれる姿は微塵も見られなかったが、
雪で真っ白に染まった庭園は、絵のようですごく綺麗だった。


天竜寺 雪あそび

冬の夕暮れは早くて、人力車の観光を終えると
いい時間になってしまった。
渡月橋のたもとの蕎麦屋さんで、食事をする。
かなり冷え切った体に非常にやさしい。
食事をして、元気が出たところで、
歩いてすぐの天竜寺に向かう。
残念ながら、拝観時間にぎりぎりで、ゆっくり観ることはできなかった。
世界文化遺産であり、京都五山の一位の格式ある寺なので、
チャンスがあれば再度訪れたい。
できたら、雪化粧でない別の時期に、見事な庭園を見てみたい。
天竜寺の駐車場で、雪に浮かれて雪遊びをした。
椿が綺麗に咲いていたので、造った雪だるまに飾ってみました。
その後、雪でぐしょぐしょになった靴で、泣きそうでした....











京都タワーリーフレット
京都タワーの夜景

日本全国、展望タワーはいろんな所にある。
東京タワーだったり、大阪通天閣だったり、名古屋テレビ塔だったり、
京都にもありました。京都タワー。
つくりは、土産物屋なんかが階下に入っていて、上が展望台となっている。
東京のそれと大差ないな。
だけど、折角だからと展望室まで行って見る。
しかし、残念ながら雪で灰色の雲に覆われた今日は、
視界も全く利かず、夜景も当然見られませんでした。
やむなく、記念メダル販売機と共に置いてあった
手相占いの機会で、占いなんかしてみちゃいました。
お客さんも少なく、ちょっぴり後悔してしまいました。

その後、ホテルに帰る。
昨日とおなじホテルです。
そして、体力はまだ余裕があるので、食事に行った。

2日間しか観光していないが、
やはり京都は奥が深いと思う。
伊達に多くの観光客を外国からも向かい入れていない。
ちょっと大通りから裏通りに入ると、
京都ぽっい建物や通りがあったりする。
何度も行きたくなる雰囲気がやっぱりこの街にはあると思う。

三十三間堂

今回の旅行最終日の3日目。
今日の昼の新幹線で帰宅するので、残された時間は少ない。
あと見たいもの...
またまた、修学旅行で行っているはずの三十三間堂に決めた。
何体もの千手観音の中で、自分とおなじ顔の仏を探す為だ。
改めて、みるとやはり圧巻だ。
なんだか、信仰心に目覚めてしまいそうだ。


京都国立博物館

三十三間堂から程近い場所に京都国立博物館がある。
今回の旅の最後は、ここで締めくくることとした。
多くの文化財級の仏像や品物を観ることができる。
寺にあれば、他に替えられない信仰の対象である物が、
ここに展示されると、一流の美術品となってしまう。
時間を忘れ、うろうろながめていると、
新幹線の時間が迫っているのを忘れた。

タクシーにて京都駅に急行。
間一髪間に合い、車内に滑り込み今回の旅行は終了となる。

今回の旅行は、古寺巡りの面白さを非常に強く植えつけられた旅であった。



三十三間堂リーフレット




           

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